K-MIX Rかがわ医療情報ネットワーク

活用事例
K-MIX R BASIC(レセプト参照システム)

    K-MIX R BASIC(レセプト参照システム)

    ※ 順不同

  1. 総合病院回生病院 [病院]
  2. 宇多津病院 [病院]
  3. 国重まこと医院 [診療所・クリニック]

大樹会総合病院回生病院整形外科、救急科、内科、呼吸器内科、消化器科など - 坂出市室町

【整形外科】

当院での利用方法

  • 診察時に患者に問診票を書いていただきますが、患者さんも、過去のすべての情報を覚えているわけでないし、覚えていても、すべての既往歴を書けるわけでないので、どうしても情報に漏れが出てしまいます。
  • お薬手帳でも投薬歴は確認できますが、「K-MXI R BASIC」を使うと、病歴・検査歴・手術歴なども含めて、大切な情報が見られます。確実な情報を得るには、どうしても「K-MIX R BASIC」が必要です。

患者からの同意取得

  • 患者さんからは、便利だし、既往歴を思い出さなくていい、と評判で、ほとんどの患者さんに、「こんなものがあるのか。すごい。」と言って喜んでいただいています。

新規参加施設へのアドバイス

  • 患者さんに同意に取得をもらう際には、専用の「K-MIX R BASICカード」を発行しますが、思っていたより、早く簡単にカードを作れるので、非常によいものだと思っています。
  • 私はクラークにお願いしていますが、事務の職員に事前にカードを発行してもらえれば、後は医師が、診療時に説明するだけなので、とてもスムーズに利用できると思います。
  • 整形外科の立場としては、病歴・手術歴が大切。「K-MIX R BASIC」はそれが見られるので、とても有益であると思っています。また、内科や救急であれば、薬歴も含めて見られるので、より正確な情報を取得できます。是非、使っていただければと思います。

【救急科】

当院での利用方法

  • お薬手帳がない方や、高齢で認知症がある方、あるいは、救急で運ばれてきて、会話が難しい方などを診察する場面で、薬歴や既往歴がわかるのは、とても有益です。特に、救急では、外傷の場合、抗凝固薬・抗血清薬など、血をサラサラにする薬の情報が重要になっています。
  • また、「K-MIX R BASIC」は、救急だけでなく、診療科を問わず非常に便利だと思います。特に、お年寄りはいくつも病院に掛かっていて、色んな薬をもらっていますので、先生も知らずに同じ薬を出している場合もあります。
  • 通常、過去の既往歴を調べる際に、他の病院に問い合わせて情報を取得することもありますが、相手の病院の状況によっては、情報の提供が翌日になったり、夜間は病院が閉まっていたりして、すぐに情報を取得できない場合があります。そのような場合には、「K-MIX R BASIC」を使えば、患者さんの同意で、いつでも必要な情報が見られるので非常に便利です。

患者からの同意取得

  • 患者さんから同意を取得する際に、専用の「K-MIX R BASICカード」を発行しますが、発行のタイミングは、処置や検査がひととおり終わって、本人や家族に話を聞く時が多いです。
  • 患者のリアクションは非常に良いと思います。ほとんどの患者さんは、「K-MIX R BASIC」の存在を知らないので、こんな便利なものがあるのか、といって、特にご家族の方から作ってほしい、と言っていただいています。患者さんの満足度は高いと思います。
  • 保険証が対応していない場合もありますが、そういった場合を除いては、これまで同意を断られたことはありません。

【院内での「K-MIX R BASIC」の取組紹介】

K-MIX R BASIC専用
カード発行ブースの設置
総合受付でデジタルサイネージ
(電光掲示板)を設置
病院の入口にポスターを掲示
病院内の各所にポスターを掲示

宇多津病院内科、リウマチ科、腎臓内科、糖尿病内科(代謝内科)、心療内科など - 宇多津町浜五番丁

【心療内科】

画像:宇多津病院HP

当院での利用方法

  • 高齢者の患者さんは、複数の病院に行っている方が多く、一人で4~5件の医療機関にかかっている方もいらっしゃいます。お薬手帳だけでは、検査や処置を受けたということまではわかりませんが、「K-MIX R BASIC」を使うと、そういった患者さんの情報を一括して見られるのが、魅力的だと思います。
  • 患者さんは、内科的なことは結構話してくれますが、例えば整形にいったことや眼科、皮膚科にかかったことはあまり話してくれません。特に、眼科で緑内障にかかった履歴は、使ってはいけない薬が結構あるので、そういう情報あると禁忌の情報がわかるので大変助かります。

患者からの同意取得

  • 患者さんからの同意をとることは難しくありません。「K-MIX R BASICカード」を、作れば他の医療機関の情報も見えるよ、と言うと、患者さんは驚かれますし、喜ばれます。
  • 意外に患者さんも、そういったことに関心をもっています。患者さんからも断られたことはほとんどありません。

新規参加施設へのアドバイス

  • 2か月以前の情報であればすべて見られるので、慢性疾患であれば見ることができます。初診患者であっても有用なシステムだと思いますし、これで薬剤情報を見て、二重投薬をしないようにすることにもつながります。
  • また、災害の時には非常に役に立つと思います。東日本大震災では、カルテが津波で流されて、日々の状況がわからない、ということがありました。「K-MIX R BASIC」を使うと、どういう薬剤を使っていたのかがわかるので、診療所に端末を1つ置いておけばどんな治療を受けていたかがわかります。
  • もっと地域で使ってもらえれば情報の相互交換ができますが、そこがまだ広がっていないので、是非使っていただければと思います。

国重まこと医院循環器内科、消化器内科、脳神経内科、小児科、放射線診断科 - 坂出市笠指町

画像:国重まこと医院HP
画像:国重まこと医院HP

当院での利用方法

  • 基本的に、患者さんの情報はお薬手帳を見ますが、お薬手帳を持っていない患者さんもいます。また、患者さんは、色んな病院で診療していますが、過去の病歴や他の診察を聞いても、本人が覚えていないこともよくあります。
  • 「K-MIX R BASIC」では、そういった他の病院の診察内容が漏れなく分かりますので、重複投薬が避けられ、併用禁忌も確認できます。
  • また、当院は内科ですが、眼科や耳鼻科などの情報は、患者さんから言っていただけないことがあります。皮膚科・耳鼻科は、特にステロイドやアレルギー性鼻炎・皮膚炎など、投薬が重複するところがあるので情報が必要です。

患者からの同意取得

  • 自分がどこで何の薬をもらっていると説明しなくても、医師に正確に自分の処方薬がわかってもらえるので、便利だと言っていただけます。
  • 同意の際に必要な「K-MIX R BASICカード」の発行作業は、早くて1分くらいで完了します。

新規参加施設へのアドバイス

  • 患者さんに説明する際には、「他の病院との二重投薬を避けれるし、自分で覚えていないことも見れる。」「常に保険証と一緒に携帯しておいてほしい。」「QRコードと専用のPCがないと見れないので、カードを落としても安全。そのときは言ってくれれば再発行する。」などのような内容を、ご説明しています。
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