K-MIX R ロゴ・カードのデザイン選定にあたって
かがわ医療情報ネットワーク
運営委員会 濱本 勲
令和3年4月から、かがわ医療情報ネットワーク(K-MIX R)が刷新され、新たなサービスとして、K-MIX R BASICが加わります。新規運用にあたり、K-MIX Rのロゴと、K-MIX R BASICで香川県民の皆様にお配りする30万枚のQRカード、およびその台紙のデザインを香川県立高松工芸高等学校デザイン科3年生の皆様にお願いしました。
デザインに先立ち、K-MIX Rについて説明する時間をいただきましたが、まだ社会に巣立っていない若い生徒さんが、医療情報ネットワークについてイメージするのは大変だったことと思います。しかし、冬休み明け、皆様の作品を目の当たりにして、担当者一同、息をのみました。それぞれに作者の思いが詰まっており、医療業界の人間でもイメージするのが難しい医療情報ネットワークを正確に理解していただいていることに驚くとともに、作品を選ぶことに罪悪感さえ感じるほどの、いずれ劣らぬすばらしい作品に感動いたしました。
できることなら全員のデザインをロゴとカードにしたい、というのが関係者全員の偽らざる思いでしたが、費用や制作時間の関係上、それも叶わず、涙を飲んでひとつに決めさせていただきました。選定にあたっては、かがわ医療情報ネットワーク協議会委員の皆様にも広く意見を伺い、当初、ロゴとカードを一人の作品から選ぶ予定でしたが、作品があまりにすばらしいため、ロゴ、カードそれぞれ一作品ずつ採用することになりました。それでも、まだ心残りがあり、私のわがままで会長賞を設け、次点の作品も称えさせていただくことにしました。作品制作を通してこのK-MIX R事業に関わって下さったすべての生徒さん、ご多忙の中ご支援頂きました先生方に、心より御礼申し上げます。
採用作品は、県内の医療機関や県民の皆様に広く長く親しまれることになります。今回作品をお作りいただいた生徒さんたちには、卒業後も香川県民であることや故郷の事業の一翼を、みずから担っていることに自信と誇りを持ち、堂々とデザインの世界に飛び込み、活躍されることを関係者一同、心よりお祈り申し上げます。
令和3年2月吉日